第67回 舐めたらあかんぜよ
はてさて、唯一の家族・ワンコに長生き上等!ダと、ワンワン・ペロペロされても、生活の糧はどうするよ?
そもそも、私、今までどうしてたっけ。
45歳で夫の死別により、専業主婦廃業に追い込まれた。ここからの「お悲しみ期間」5年の家計記載はない。「家計簿なんてつけたら最期。怖くて何もできなくなる。だいたい家計簿付けてもお金なんてたまんない」とまあキリギリスにはキリギリスのお友達ができる。
あっもし、あなたが「お悲しみ期間」ならば、キリギリスと遊ぶのは賛成です。人生、どんな時も「悲しい」時間より「楽しい」「ウレシイ」「美しい」時間を過ごす方がいいと思うしね。
だけど、金融機関にはくれぐれも気をつけて。下手な金融商品をつかまされると、後悔するよー。詐欺や殺しにあわないだけ、おんのじなんて言わないよ。ほんと怖い世の中。お年寄りを舐めるどころかやっちゃうんだから。
突っ込んで言うと、配偶者がなくなっても、あなたの人生は続く!もう、あなたを託せる人はいないんだから、しっかりね。息子も嫁も親も自分以外は他人。まして「福祉」を名乗る赤の他人に後見人を願い出るなんて…舐められたらあかんぜよ。
最期の最後まで「自分の意思」と銀行の印鑑は握りしめとくこと。で、残高100円でにんまり笑って逝けたら最高かと。
で、ユーチューブで人生設計を取り上げている動画を観てみた。だいたい設定ゴール年がわからないのに、老後をイメージしてとか、その時、経済は?円は?インフレは続いてる?と問われても、推測どころか想像することもできない。そもそも動かすお金もありゃしない(笑)
でも、まあこれを機に我が家の現状把握してみよう。ということで、一ヶ月だけ1000円単位の家計簿をつけだした。性格的にレシート保管は無理、加えて購入方法も、ばらばら。そこで、生活支出は現金のみにした。Amazonもメルカリもウーバーイーツもお休み中。支出金も肩の凝りも軽減されている気がする。
なんとかなるか―。なんとかなってきたんだし。
思い起こせば、50代…家計簿をつける間もなく、私なりに懸命に働き、息子を再び大学にやり、収支トントン。女手一つでようやった。
58歳からは職なし、犬アリの生活。またまた扶養家族を持ったわけだ。が、「お悲しみ期間」の経験者は、独りでないことが、なにものにも代えがたいと改めて思った。
今朝は、ワンコ用に求めたささみを横取りし、胡瓜とお酢で和えた。寒い今宵は、鳥梅うどんだ。
20円のドリップコーヒーを片手に、12月も2週間過ぎたことを確認する。「今年は念願のトイレリフォームも済ませたし…。少し時間が早いが、今夜はゆっくりとお風呂に浸かろう」と入浴準備。
で、あれれー、浴室乾燥機がう?動かない!。
築20年のマンション「舐めたらあかんぜよー」と言わんばかりに、エラーナンバーを点滅させている。
とほほっ、どないしょー。これから寒い冬が来るのに…。