7月の初め、焼肉の仕込をしていたら朴慶南さんから連絡があった。 唐突におんな組のコラムを書けと言う。「書いたらまた韓国に連れてってあげる」と人参を差し出された。 慶南さんのファンでもあるが、ペヨンジュン風に言えば「家族」でもある。今までに6回海外旅行に同伴させていただいている。 決して拒否できない。というより彼女に逆らったことがない。正直断りたかった。構想60日忍従と苦悩の日々でもあった。 昨年は中国側から白頭山に登り天地といわれるカルデラ湖を観光したり、延吉の朝鮮族が営む食堂で稀少な肉料理を食べてきた。今年の春は韓国の「青鶴洞」に同行させていただいた。 連れ合いとは3回海外旅行をしているが、さすがに6回目のときはいやみをいわれた。青春時代のグループ交際のような付き合いだが、7回目を期待しつつ書いた次第である。 コラムとは、ほど遠いものになったが、要望があれば仕込みの間隙を縫って書いてみたい。
ビバーチェ=音楽の速度標語でやや速いテンポのこと。 「活発に」「生き生きと」の意味。
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第6回:『指紋押捺の自分史 (2)』(2010年3月19日)
第5回:『指紋押捺の自分史 (1)』(2010年2月3日)
第4回:『国籍条項と国際的圧力(2)』(2010年1月8日)
第3回:『国籍条項と国際的圧力(1)』(2009年11月29日)
第2回:『永山則夫との対話』(2009年10月31日)
第1回:『オリンピック招致と極右都知事』(2009年9月30日)