第203回 ■今年もよろしくっ■

中山千夏(在日伊豆半島人)

あっという間にもう9日!
朝刊で、軍備予算追加(補正予算)額過去最大(1805億円!)の記事に沸騰したアタマを、ふうふう冷ましながらの初投稿となりました。
だから自民党にしちゃいやだって言ったのにい。

ま、これが好きな有権者と、どうでもいい有権者が大半だったわけで。
12月17日の総務省発表の調べでは、衆院選当日16日の投票率45%。海外や期日前投票を加えて59.32%。過去最低とか。
同時期にあったアメリカ合州国の大統領選挙の推定投票率も、ほぼ同じだったらしい。
これをどう見るかは、いろいろあるだろうけれど、私は感じる。
両国の有権者はニヒルに支配されているって。
「どこがやっても同じだろ」
カネの亡者がこれに乗じる。
「どこがやっても同じだろ」
ふむ、その気持ちはわかるけどさ、そうやって棄権していると、ある日突然、徴兵されたりするわけで。

しかし昔ほどいらいらしなくなったね。
自分は相当な少数派だとわかってきたから。ははははは。
しかしなあ、『相棒』『ドクターX』好んで見るし、iPad持って嬉しがってるし、平均的日本人だと思うんだけどなあ。紅白は見ないけど。

少数派だろうがなんだろうが、今年も我が道をゆくのだ。
原発廃止。死刑廃止。軍備廃止。打倒男権社会。カネより命。カネより健康。カネより自由。カネ…もいるけど程度問題。
うん、いらいらせずに我が道をゆく。

実際、年取って気長になったです。
そのかわり時間が短くなるですね、年々。
小学生時代は、永遠に小学生でいなければならないのかと絶望するほど、1年が長かった。
中学生になったら時間がだんだん加速して、もう今や、正月だと思ったら翌日には次のクリスマス、という感じだもんね。

これは人間共通の感覚らしい。
私が知るなかで最も納得できる説は、
人間の時間経過感覚は、生きてきた時間に反比例する、
というやつ。
つまり、人生10年のひとの1年感覚は、10分の1で、人生30年のひとの1年感覚は、30分の1。だから10歳の小学生が感じる1年より、30歳の社会人が感じる1年のほうが短い。
私なんか、64分の1になっちゃってるからね、正月とクリスマスの間は無に等しいわけよ。

だからって、焦ったりいらいらしたりすると、ますます時間の速度は増しちゃう。いわゆる時間に追われる状態になる。
だから気長は大事だと思う。時間という荒馬を気長にじっくり手なづけて、乗りこなす!

そんな感じで今年もぽっかりぽっかり、いこうと思います。
はい、落馬せぬよう気をつけて。
おんな組道まっしぐら。
サコちゃん、みなさま、いざ、ごいっしょに(*^_^*)