ううううむ、サコちゃんが知らなかったんだから、私が知らないのは当たり前だが、伯州綿、知らんかった…
でも、浜絣、写真を見ると、よく見かけたことがある。厚手のごつごつした織物だよね。
確か、民芸運動(1910年代20年代に柳宗悦、浜田庄司、河井寛次郎なんかが始めた美術の運動)のメンバーの収集品に、浜絣もあったんじゃないかな。
絣なのだから、模様は織り出してあるわけよね。紺色の糸は藍染だよね? 藍も栽培していたのかな?
「嫁殺し」、児童労働、奴隷の酷使。
綿には過酷な労働が古くから、そして聞けば今もなを、まとわりついている。
一方、絹は、産業革命からの工場労働のほかは、そういう話を聞かないみたい。
綿花を扱うより、お蚕さんを扱うほうが、楽なのだろうか。
畑(や畜舎)を工場、作物(や家畜)を工業製品として扱う現代の傾向には、気分が悪くなる。
だいぶ前、テレビのドキュメンタリーで知ったんだけど、花卉の多くは大企業が栽培ライセンスを持っていて、農家はそこから苗を買うんだけれど、買った苗を増やしたり種を取ったりしてはならず、買った数より増えてしまったぶんは、焼却処分しなければいけない契約になっているんだって。げげげ。げげげの鬼太郎空港!(知らないかたのために蛇足、今、米子の空港はこういう名前になってます(^^ゞ)
生活必需品ならともかく、花などは、ぜひとも「工業製品」ではないのを、愛でたいものですね。よく見ると、道端に勝手に咲いている草花には、ほんとにきれいなのがたくさんある。
薬かけたり手入れしたりしなくていい。「よく見る」、タダそれだけでいい。まさにタダだし。
私は年々、路傍の草花が好きになっていて、派手な花屋の花々にはあまり感動しなくなっている。田舎に住むのが一番だけど、都会でも、よく見るとあちこちに咲いてるよね。大事にしたいね。
【伊東で カラスウリ】
【伊東で ホタルブクロ】
【伊東で ニガナ】
【東京、青山通りで ヒルガオ】