■アイヌ副読本問題に抗議■
(抗議ならびに申し入れ文はこちら)

 
   

2007年、国連は「先住民族の権利宣言」を採択し、また2010年にはアイヌ人を日本の「先住民族」と認めて、対策の改善を日本政府に勧告しました。
アイヌたちの長年の血の滲むチャランケ(非暴力な話し合い)努力によるものです。
その後、国会でもアイヌを先住民族とする決議が行われました。こうした流れの中で、関係省庁の取り組みや市民活動も徐々に改善されています。

しかし、日本政府の政策ががおざなりであるために、間違った歴史認識が役人や政治家の間で根絶されず、ともすれば彼らの活動が、アイヌの人権獲得を後退させます。


昨年12月からの「アイヌ副読本」を巡る動きはその顕著なひとつです。

これを憂うるアイヌたちと友人が、2012年4月26日、関係各所に抗議と申し入れをおこないました。
友人のなかには、おんな組いのちの代表世話人と事務局員が名を連ねています。

「抗議ならびに申し入れ」文を掲載しますので、どうか事態を知り、関心を寄せてください。

(伊豆半島人=中山千夏)


(なお掲載は文部科学大臣あてのものですが、同文をもって、文化庁長官、国土交通大臣、北海道知事、アイヌ文化振興・研究推進機構理事長にも抗議と申し入れをしました。)

   

2012/5/1