あんなこんなそんなおんな・・・・・昔昔のその昔 第4回

■なぜオンナはおしゃべりなのか?■

佐古和枝(在日山陰人)

いえ、世の中にはおしゃべり男もいるし、サコみたいに口下手で寡黙な(誰だ、笑うのは!)女もいます。でも、「オンナはおしゃべり」と言われることが多いですよね。
人類が言葉を話せるようになったのは、250万年前頃だといわれています。口の構造(骨)でわかるそうです。おサルさんは、口蓋の空間が狭いから、キーとかウーとかしか発することができない。人類は、必死に頑張って長い文節を話せるようになったんですね。なぜでしょう?いったい何を話したかったのか。
これまた、いろんな説があります。その頃に道具を造り始めているので、その技術を伝えたかったとか。でも、サコはそうじゃないと思う。人類以外の動物は、相手が思い通りにならない時はケンカするしかない。ケンカ(暴力)は、コミニュケーションの手段の一つなのです。でも、たぶん人類は、ケンカではないトラブル解決の方法をもちたかった。それが言葉なのだと思います。エライぞ。
たぶん、男より腕力のない女は、よりいっそう暴力ではない解決方法をもたねばならなかった。だから、女はおしゃべりになった〜というのがサコ説。いかがでしょうか。
だけど、いまだに暴力も戦争もなくならない。それどころか、大量破壊兵器やら核兵器やら、とんでもないものまで造ってしまって、なんてこった。暴力・武力でコトを解決しようとするのは、動物に逆戻り。せっかく言葉を獲得し、他の動物とは異なる平和的解決方法を手に入れたはずなのに。暴力・武力とは縁を切りましょう。オンナの路線でいきましょう。それこそが、おサルさんとは違う人類の証なのであります。