伊豆新聞に掲載された過去の記事からピックアップしたものです。
ここでしか読めない過去の最新アップもお楽しみに!!

 
 
 

その6 プレシルクラブ
(2009年2月18日 伊豆新聞に掲載)

あれは西伊豆、大瀬のビーチ。その日、潜っていた仲間たち5、6人と発作的に結成した。その名をプレシルクラブ、Presil Clubという。時は1996年。だからもう、13年になる。
会員数は・・・さあて。一応、幹事はいる。ホームページもある。しかし事務局はないし、会費もない。入る? うん入る! という調子で入会が決まる。あとは、当人の自覚だけ。数年前にロクちゃんが作成した名簿には、30人余が並ぶけれど、亡くなったひともあるし、ぜんぜん連絡がつかなくなったひともある。自覚はあっても、プロになって海外へ飛んでしまったひと、宴会とユニフォーム作る時だけ参加、というひともある。

つまり、いたってちゃらんぽらんな会なのだ。そうだ、「7つの誓い」と題する会則があった。これを見れば、どんな会かよくわかる。
(1)私たちは息絶えるその間際まで、スクーバ・ダイビングに親しみ、海を愛し、海の生き物たちを尊敬し、バディとして助け合い讃えあい、自画自賛に励もう、イエイ!
(2)私たちは、エントリーに車椅子が必要になっても、海に潜ろう、イエイ!
(3)私たちは、エキジットに杖が必要になっても、海に潜ろう、イエイ!
(4)私たちは、レギのマウスを入れ歯と間違えるようになっても、海に潜ろう、イエイ!
(5)私たちは、威張らず争わない立派なオトナであれば、誰でも仲間に加えよう、ただし、39歳以上の人間しかオトナと認めないことにしよう、イエイ!
(6)私たちは、常にガキダイバーにも愛想よく接し、たとえ彼らが迷惑そうな顔をしたとしても決してめげずに、もっと迷惑をかけるように努力しよう、イエイ!
(7)以上のほかはなんでもとにかく自由に好き勝手にやっていこう、
イエイ!
うふふ、クラブ名の意味、わかりました? プレは「以前」、シルはシルバー。シルバーシートのシルバー。永遠に「プレ」が付きます。結成の場にいた一番若い者が39歳だった。現在、最年長は80余歳。最年少が46。

今年、伊豆急全線ウォークに参加しているのは、この46歳を含む、クラブ員たる自覚の高い(ほんとかなあ?)仲間たちなのだ。


ウチのクラブのシンボルマーク!

その5 仲間はいいな
その4 決行!伊豆急全線ウォーク
その3 カワヅザクラのこと
その2 こうして伊豆半島人になった

その1 ただいま雑記を始めます

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