連載200回記念!特別企画 サコッチ放談・前編

在日伊豆半島人=中山千夏
在日山陰人=佐古和枝

サコ サコで〜す。
チナ チナツで〜す。
二人 ふたりあわせてサコッチで〜す(笑)
チナ ほんとの対談では、こういうバカは言ってません(笑)私が書き込みましたm(__)m
サコ 長年の連載で息が合ってますから、漫才もやれるかもしれませんよ(笑)

チナ まったくね、200回とは驚いた。何年?
サコ ええと、ちょっと待ってください、サイト見ますから。
チナ ふむ、iPadか、買おうかなあ、でもモバイル系なんか苦手で。
サコ うふふ、千夏さん、iPadを買ったら、ますますゲーム三昧しちゃいますよぉ〜・・・あ、一回目のアップは2004年9月23日ですね。
チナ すると・・・ええっ! もうまる8年越したわけね。
サコ はい、おんな組のHPが立ち上がり、アクセス数をあげるために、どうしたらいいかって話の中で、「コラムの連載って、どうですか?」と言ったら、千夏さんが「往復書簡スタイルで一緒にやろう」って提案してくれたのでした。
チナ よく続いたよね。私はヒマジンだからいいけど、現役大学のセンセのサコちゃんは、たいへんなことが多かったでしょ?
サコ 忙しいより、千夏さんについていくのが大変なんですよぉ。時々、予測外のところにボールが返ってくるんだもん!!(◎_◎;)
チナ あちゃっ
サコ でも、それが楽しいんです。そのたびに、へっぽこ野手サコ、慌てて球拾いに走る!拾ったボールをしげしげ眺め、ナルホド〜って自分に足りない視点に思いをいたし、そして、どう返球すればいいんだろって、頭グルグルなりながらエイヤァ〜って投げ返す・・・この刺激とキンチョー感が楽しくて、現在に至る、です。

チナ 続いたのには事務局のミキちゃん(丸山未来子)の力も大きい。締め切り忘れてると連絡くれて、ビジュアルの工夫もしてくれて。
サコ ほんとほんと。ミキちゃんに原稿を送ると、いつも必ずひと言、ちゃんと感想を述べてくれるんです。ミキちゃんのひとことで、ほっとしたり、また頑張ろうと思ったり。たまに(しょっちゅう、かな)、出来が悪くて凹みながら原稿を送っても、なにげに明るく励ましてくれるし。ミキちゃんは、書かせ上手の名編集長です!そして、ほっこり優しいケア・マネージャー。ほんに感謝、感謝です。
ところで、実は私、ミキちゃんと一度も会ったことがないんですよ。千夏さん!
チナ ええっ!そうなのお?
サコ はい。200回記念に、3人集まって飲み会・・・いえいえ今後の打ち合わせをしませんか(^O^☆♪
チナ いいね、あとで打合せの打合せしましょう(笑)

チナ この機会に言っておくと、コラムの正式な題は「あんなこんなそんなおんな 昔昔のその昔」。狙いは、女の視線による考古学だった。初めはコラムもいろいろあったから、そのひとつに考古学があってもいい、と思ったわけ。それが、これだけ残ってしまったから、なんか意味ありげな感じだけど。
サコ なんでも女の目で見てみよう、というのの一例だったわけですよね。
チナ そそ。たまたま佐古和枝という稀有な人材があったので、うん、考古学だっ!と。
サコ 考古学ネタだけではすぐに終わったでしょうけれど、千夏さんがいろいろ話題を広げてくれたから、長続きしました。奔放に翔ける千夏さんの背中を必死こいて追いかけて、走り続けて現在に至る、です。いつまでたっても、距離は縮まらないですけどね(⌒-⌒; )

チナ いや、ほんとにサコ先生は貴重な存在ですよ。
サコ ななな、なんと・・・
チナ 女の考古学者が少ないから、という意味だけじゃなくて、私、先生類もたくさん見知ってるけど、やっぱ、女性でもエバリンボ(威張りん坊)が多い。別に当人はその気がなくても、どこか威厳というか威勢というか、威があって、近寄りがたい。サコちゃんはまったくそれがないもの。
サコ 昔、恩師の森浩一先生に「おまえが話すと、賢そうに聞こえへん」と言われました(>人<;)
チナ あははは。教職者や学者というのは、とかく「みんなに教えよう」「みんなを善導しよう」で凝り固まっちゃうのね。でもサコちゃんには「みんなでやろう」という、横並びの、なんというか一般人魂がある。そこが稀有。それに機敏な機動力もある。ちなみに私は機動力ゼロ(笑)。だから、サコちゃんはウンドウに向いてるわけで、おんな組もいっしょにやれるし、「むきばんだ」遺跡保存運動との出会いも当然の成り行きだったと思うの。
サコ ケンキューシャになりきれてないんですね。「むきばんだ」も、もちろん学術的な重要性から保存せねばと思ったのですが、あそこまでやれたのは、この遺跡に初めて立った時の感激でしょうね。もう一目惚れでした。その感激というか恋心が、リクツ抜きの原動力になったんだろうと思います。考古学も、やっぱ楽しいと思うから。自分の好きなこと、やりたいことをやってるだけだから、それでエライなんて、全然思えないですよ。ただ、そういうことで何かのお役に立てたり、誰かに喜んでもらえたら嬉しいなぁと思うだけです。
チナ そか、「むきばんだやよい塾」はそういう流れからできたわけね? 小難しく言うと、市民への学問の成果の還元。
サコ    そです。おかげさまで、今年で13年目になります。

チナ 11月3日は私も参加させてもらって、楽しかった。
サコ やよい塾の特別講座で、千夏さんに古事記の話をしてもらいました。対談相手の狩野(久)センセ、千夏さんがいきなりミヤズヒメの月経の話をするからドギマギしていましたが、素敵なセンセでしょ?
チナ はい、とても。対談でみんなに親切に紹介してくださって、恐縮しましたよ。
サコ ご専門は古代史で、日本木簡学会の会長で、奈良国立文化財研究所や文化庁にお務めだったエラ〜イ先生なんだけど、ちっともエラソーにせず、気さくに私たちにつきあってくださいます。正真正銘の正統派学者ですが、センセの話はユーモアたっぷり、とても楽しく面白いんです。
チナ 著書拝見すると、いかにも正統派よね。それに僭越ながら、大づかみなヤマト朝廷についてのお説が私の考えと合うので、キモチいいなあ(笑)。
サコ 千夏さんの古事記研究も、高く評価されていました。
チナ いやいや、優しく扱ってくださっているだけよ(^^ゞ 


11月3日のやよい塾で、千夏講演

チナ それにしても、サコちゃんのサポーターは、親切な男先生だらけだね。分野が分野だからだろうけど。
サコ エバリンボウには、近づかないもん♪(´ε` )ってか、たしかにうちの業界には、エバリンボウってあまりいないかも。肉体労働系だからかな。
チナ そおお? あれこれいるように私には見えるけど(笑)。それに、学生時代の同級生男子諸君が熱心にサポートしてる。いい景色。もっといいなあ、と思うのは、大事なところは女子の同級生がきちっと押さえている(笑)
サコ そうそう。頼もしいんですよ、うちのおんな達は。同級生だけでなく、古株の塾生のおじさんおばさん達も、いつのまにか塾の事務局スタッフとして、塾運営を支えてくれています。みんながメキメキと逞しくなったのは、私が頼りないおかげです(^◇^;)

次回に続く



狩野さんとサコッチ鼎談