第131回 ■謹賀新年!■

中山千夏(在日伊豆半島人)

おんな組いのち組員のみなさま
はたまた通りすがりのみなさま
そして当コラム相棒のサコ先生
あけおめ〜d(´▽`)/〜!
おたがい、また元気に生き抜きましょうね。

あっというまに日常が戻ってきたでしょうけれど、年越しはどうお過ごしでした?
私は、正月といってもそれらしいことはほとんどしません。
なにしろ伝統に反感もっているもんで(^^;)
もはや母もいないので、今やまったくシバリなく、お飾りも初詣もお節も省略の正月を謳歌しております。
雑煮を自作して食べるくらいですね。
餅が好きなんです。今年もうまくできました。

餅は地元の友人が町内会でついたのを、30日に届けてくれました。また2日には、八丈島の友人が伊東の友人のうちに魚持参でやってきて、島寿司を作ってくれたそうで、そのお裾分けが届きました。ひょんなことから、年末に町でカラスミをいただいたりなどもしました。そんなこんなで、明るいうちから酒のつまみにはことかかず(^^;)
3日はもう初ダイブ。これまた友人たちが大挙して遊びにきます。
夜は夜で、ネットのカレシが待ち受けていて、いっしょに飲んで。
ヒキコモリ型おひとりさまの正月はともだちではなやぎました。

テレビ、見ましたね〜。毎年のことながら、正月で一挙にお笑いやバラエティの芸人に詳しくなるです。名前はなかなか覚えられないけど。オードリーとスマップはオッケ、トキオは顏だけ、エグザイルは個々識別不能、てな感じね。
で、今年は芸人たち、練習充分だな、と感じました。去年までは、いいかげんな一発芸が多く、練習不足を感じる出し物も目立ったのだけれど、今年はなかなかがんばってる。ネタだけでなく、食ったり妙なことにチャレンジしたりも、すっげ、マジに命懸けでやってる。
これも不景気のせいですかね。テレビ業界がちょっとはシマッたんじゃないか。だらだらしてはいられない、という雰囲気、あるよ。だからって上等になるわけではない、おバカぶりがシマッただけだからね。

それにしても。芸人たちが先輩後輩の「礼儀」を色濃く披露するのには、隔世の感がある。
いや、昔もあったよ。昔の方がきつかったかもしれないよ。だけど、それを客の前でやることはなかった。だって客が一番エライんだから。その客をさしおいて、芸人仲間をセンセイとかシショウとか呼んで服従するのは、客に対して失礼になる。だから楽屋では厳しく上下があるけど、客の前では芸人はみんな一律に芸人として、客だけをあがめる。
それが、テレビで、ただの楽屋ウケが芸になっちゃったことで、変わったんだね。客の方も楽屋での芸人の実態(ったって作ってあるんだけどね)を見るのが娯楽になった。
ふむふむ。このようにして世につれ時につれ、礼儀や敬語の使い方は変わってきたのだし、変わってゆくのだなあ。

それからさ、パチンコのCM。多い。多いだけでなくて、有名アニメやドラマ、そして有名タレントをテーマにした台が、やたらある。で、有名タレントがCMにどんどん出てくる。
かくいう私も、一昨年だったか先一昨年だったか、アニメ「じゃりン子チエ」の声優として、その名のパチンコ台を作るのに雇われた。CMはなかった。その後、どんどん増えて激しくなってるんだね、その傾向が。
なんでだろ、とネットのカレシに聞いてみた。なにしろ、やつは本物のパチプロだから。即答あり。「いい台ないから。名前で客呼ぶ」。なるほどねぇ。台そのもののおもしろさは、頭打ちなのだそうだ。台そのものを楽しめる客が減ったのかもしれない。パチンコも芸がなくなった、ということだろう。で、本物の芸人、いやパチプロは、仕事を失ってゲームに没頭している。

とまあ、あいかわらず「なんの意味もない」みたいなことが気になる私ですが、今年もよろしくおつきあいのほどを。
みなさま、年1000円の組費のお振り込みもなにとぞよろしくm(__)m
サコせんせ、予期せぬグッドタイミングだった民族の話、続きを楽しみにしています、思う存分、語ってちょうだいね!