サコせんせに楽しい報告です!
ちょっと今回は長くなるよ、ご迷惑さま。
10月2日、佐賀県の「吉野ヶ里歴史公園」へいってきました。
吉野ヶ里が発掘されてから、もう20年になるんですってね。
発掘直後、吉野ヶ里を巡るシンポジウムが佐賀か福岡で開かれて、参加した。それ以来、電車の窓からちらりと見たことはあったけど、じっくり現地視察したのは初めて。
驚きました。なにしろ、赤土むき出しの発掘現場しか印象に残ってないでしょ。まるでホンモノみたいに復元された広大な環濠集落、古代の植生を意識した造園、立派な博物館、弥生時代を体験できるいろいろなお遊び施設。
学問的には批判もあるみたいだけれど、一般人に考古学・古代史学を近づけるという意味では、理想的な施設になっているんじゃないかな。とにかく、いろんな意味で感心しました。
そして改めて吉野ヶ里の規模、作り、遺跡の年代などなどを眼前にして、魏志倭人伝に出てくる倭の女王国の第一候補は、いまんとこ、やっぱり吉野ヶ里だ、と思った次第(^o^)
この公園、国営なのね。案内してくれた元福岡市の文化財課の古い友人が盛んに言ってましたが、国の予算がついたので、これだけの施設ができた、市だけでは無理だ、ボランティアに頼っていたのでは、これだけの運営はできない、と。
なるほどね。専門家が国費もらって、それを適切に使えば、一般人に学問的な成果を還元することができる。吉野ヶ里はその良質な例かもしれない、と思った。深くは知らないので、保証はしませんが(^^;)