第116回 ■心身ともに集団感染にはご注意を■

佐古和枝(在日山陰人)

新型インフルエンザ、とうとう関東でもみつかりましたね。そして私の暮らす京都でも。大阪府内にある私の勤務校では、まだ感染者はでていないのに、18日の月曜日のお昼前に「午後から1週間休校!」と急遽お触れが出されました。おかげで、つっかえていた仕事が片付いて、サコは危篤状態から回復できましたが、この1週間の補講のために、ギッチリ詰め込んだ夏休みの予定が狂うのかと思うと気が萎えてしまいます。
電車のなかは、マスクだらけ。座席にずらりと並んだマスク人達が、全員うつむいてケータイでメルしている光景は、なんだか不気味です(^_^;) 「マスクをしていないと不届き者みたいに思われているんじゃないかという気がしてね」と、マスクをした友人が言っていました。私、不届き者で、ごめんね!「若者がひしめく大学キャンパスがウイルスの巣窟のように思える」と、年配の教員が言っていました。高齢者は罹りにくいから心配いりませんよって、言うてあげたかった。そんなふうに見られている大学生達が、電車に乗り込んできた高校生の集団をみて、「近寄らんとこ」などと言うものだから、「アンタらも、同じこと、言われてるんやで」と、後に立ってたおばさん(私)は思ったことでした。

新聞によると、欧米では、感染してない人のマスク着用や、感染者がみつかっていない学校を休校にすることは、おこなわれていないようです。日本でも、その効果を疑問視する指摘はテレビや新聞でもみかけるのに、あいかわらずマスクはどこも品切れ状態。たしかに、人混みでは空気にウイルスがウヨウヨしているような気がして、マスクをしたくなる気持はわかるのですが、花粉症の私は、困っています。いまの花粉症はイネ科らしいです。マスクもせずに鼻水ズルズルしていると、袋叩きになりそうでオソロシイので、実家に頼んでマスクを送ってもらいました((+_+))

感染者をだした学校に行こうとしたらタクシーに乗車拒否されたとか、感染していない生徒の家族が診察予約をキャンセルされるなどの過剰反応も出てきています。もちろん蔓延を防ぐためには万全の予防措置をとるべきですが、いまの過敏すぎる対応ぶりは、昔はやったバイ菌ごっこを思いだし、ちょっと怖い気がします。新型インフルエンザの予防も大切だけど、判断力まで集団感染しないよう、気をつけねば。

「土偶の自己主張」
(イラスト:さかひひろこ)