あんなこんなそんなおんな・・・・・昔昔のその昔 第9

■だから・・・■

中山千夏(在日伊豆半島人)

ってことはさ「子どもだけ生んでりゃいい」というのは、女にとって、ものすごく有り難いことだよね、肉体的には。(前回参照)
ふむ。技術が発達して肉体的に樂になると、ゲームしてみようか、とか、人間とはなにか? 人間的に生きたい! とかワレワレは考えるようになるわけね。
ところが思うに、人間的な生き方とは何か、というのが、女性と男性ではどうしても違う。なぜか。妊娠出産育児とのかかわりが違うから。
女性は直接的。男性は間接的。どんなに技術が進歩しても、これは、たぶん変わらない。たとえば古代のお父さんは、子育てのことを、狩猟採集すること、と考えてたんじゃない? そして今のお父さんは、カネを稼ぐこと、と思っているんじゃない?
違うよね、女にとっては。
女にとっては古代から今にいたるまで、子育てとは、妊娠中は自分の肉体を、生まれてからは母乳を分け与えることであり、世話に時間を割くことなんだ。そして、もちろん、子育ての本質は、人間の場合でも、狩猟採集でもカネを稼ぐことでも無くて、肉体を分け与え世話に時間を割くことなのよ。
そこで・・・「そうそう、だからね、女は妊娠出産育児だけに専念してりゃいいじゃない」という論理は正しいと思う?
続きは次々回にねo(^_-)O